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場づくりの力をつけるには? 場数の踏み方

場数を踏まないと力はつかない

場づくりの力をつけるには、場数を踏むことが重要です。手法を学ぶだけでは、決して力はつきません。また、やみくもにたくさん数をこなしても、力はつきません。それでは、どうすればいいのでしょうか?

主催者としての経験が必要

「場」そのものは、特別な場である必要はありません。何かの本番当日の場でも、準備の場でも同じです。

ただし、大前提として「主催者=つくり手」としての経験だけが、その人にとっての場数になります。「参加者=お客」としての経験や「お手伝い」の立場の経験は、場数にカウントされません。

ちなみに、場数と実績は別物です。“実績”って、場の質や、その人の場をつくる力を必ずしも反映していません。相応の実績もあれば、はりぼてのような見せかけの実績もあります。外向きの“実績づくり”をしても、場づくりの力はつきません。

場数を力に変えるには?

力をつけるために大切なのは、準備段階も当日本番も、目の前の場にエネルギーを込めることです。

エネルギーの総量が低いと、表向きは「年間100回です」みたいな実績が積み重なっても、力もつきませんし、場も展開しません。

でも、「エネルギー」なんて、ちょっと抽象的ですよね。
じつは、次の計算式で計算することが出来るのです。

 エネルギーの量 = 集中力 × 時間

「集中力」は、場づくりではとても重要です。ほとんどの場合、あなたがその場その瞬間に差し出せるものは、集中力くらいのものです。インプットがいくらあっても、現場で集中していないと、力は出せません。これは「ある程度出来る」というようなレベルの人は、肝に銘じておく必要があります。

問題のある場の多くは準備不足

もうひとつ重要なのは、「必要な時間をかけること」です。

だらだらと時間だけ増えると、集中力が下がります。だから、集中して、必要なだけ時間をかけるのです。

時間のかけ方の塩梅は最初のうちは難しいので、まずは、「準備に時間をかけよう」と心がけるといいでしょう。ざっくりとした言い方になってしまいますが、準備が8~9に対して本番当日が1~2くらいの割合です。それくらいを当面の目安に、取り組んでみてください。

問題のある場や力のない場は、準備が足りていません。

このような準備の足りていない場を、たくさんこなしても、場は豊かになりませんし、場づくりの力もつきません。準備を大切にすることが、すべての基本です。準備の準備、自分のコンディションづくりなども含まれます。

時間をかけることを恐れないで

「準備に時間をかけるなんて、大変だな…」
「そんなに丁寧にやってたら、何も出来ないよ」

こんなふうに思う方もいらっしゃるかもしれません。忙しい現代社会ではもっともです。

でも、不必要に長時間、長期間を費やすことはないのです。手に入れたいものがあるなら、そのために「必要な時間」をかけなくてはならないというだけのこと。無理に苦労するとか、そういう根性物語的なことではないのです。

場づくりの力のない人ほど、短い時間で取り組もうとします。でもはじめは、時間をかけることを恐れないでほしいのです。焦りがあるなら、焦りと向き合い、まず落ち着く必要があります。

目の前の場の充実が次の場の土台になる

そうすることで、目の前の場が豊かになります。目の前の豊かさが実現すれば、次の場は、その豊かさの上に展開することが出来ます。ゼロから作り直すわけではなく、それを引き継いでいけるのです。
だからこそ、集中して必要な時間をかけ、場をつくることが大切です。こうした経験だけが、場づくりの力をつけ、あなたの場を支えます。

よくある勘違いなのですが、ゆるい場をつくるのと、主催者がゆるい準備をするのは、まったく別のことです。ゆるい準備で展開されるのは、ゆるい場ではなくただ薄くて力のない場です。

コツは自分の充実を脇に寄せないこと

最後にひとつ、大切なコツを!

それは、「楽しんで取り組むこと」です。周囲からの評価とかインスタ映えとかに気を取られず、自分自身の充実感を大切にして、取り組むことです。

決して、自分を犠牲にしないでください。

あなたがあなたを大切にしていないと、

「自分を大切にしない」

というあり方が、場に反映されてしまいます。
はっきり言いますが、一番楽しいのは主催者です。単純に「楽しいです」では済まない場でも、充実感があるはず。

場づくりの力をつけたければ、あなたの楽しさや充実感を大切に、場数を踏んでください。

(文・長田 英史)

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